
みなさんこんにちは!
MONOmagic編集部みほです。
前回、自分を3Dスキャンしてミニマム薄田のオブジェを制作してきました。
誰にあげるわけでもなく、会社のカウンターにひっそりたたずんでおります。
↓↓前回の記事はこちら↓↓
■バレンタイン大作戦!! FabLab Tokyoで自分を3Dスキャンしてみた①
■バレンタイン大作戦!! FabLab Tokyoで自分を3Dスキャンしてみた②
この記事で皆様にとってもいいリアクションを頂いたので、
欲しがりな私は、
次は《いつでも誰でも体験できる場所》を探して記事にしたい!!
興味を持ってくれたみんなが気兼ねなく3Dプリントをできる場所はないものか!!
と、お得意のハングリー精神丸出しで調査しました
そしてついに発見しました!!!
その名も!!
【あッ!3Dプリント屋だ!!】です!!
あ、前置きじゃないですよ。
【】内、全部名前です。
実はこのお店、先日取材したDMM.makeさんでちょろっと噂を耳にしていました。
中野に面白い形態の店舗があるよ、、、と。
もう、ココだ!!
と思いまして、
気づいたらカメラをぶら下げて中野にいました。
と、いうことで、
あッ!3Dプリント屋だ!!さんへ突撃取材!!
(∩`ω´)⊃)) しゅっしゅっ
中野駅の北口からすぐの中野サンモール
平日のため、すいてるかと思いきや
おじちゃんおばちゃん冬休み中の大学生でごった返しておりました
お店はその人ごみのさらに奥。
中野ブロードウェイの中にあります
中野ブロードウェイって、2回目なんです私。
おかげさまで、その雰囲気に一気に飲まれました
ファッションブティック・雑貨屋・スーパー・フィギュア・医院・飲食店・占いの館。。。
個性たっぷりのテナントが集まるカオス空間。
さらにここからB1に降ります。
B1とはいえ店舗数がめちゃくちゃ多いわけです。
日頃、地図だの見ずに感覚で歩いちゃう私は、
フロアマップチラ見して、高くくって
ブティックやら雑貨屋が立ち並んでいる近辺を探したわけです。
その付近を探せど探せど
まあ見つからない。
もうこりゃ、一周したほうが早いなという結論に至り(←意地でも館内マップ見ない)
食品売り場が立ち並ぶ一角へ。
そしたらね。
ありましたよ。
なんと、
マジか!と思って
その一角をもう一周回ってみました。でもやっぱりここっぽい。
近づく前にようやく館内マップ見ました
マジでした。間違いなくココです。
店と思いきや、仕切りなしのオープンスペース。
この5畳くらいのスペースに3Dプリンターが8個
(゚Д゚)すごーい
ドキドキしながら声をかけ、インタビュー許可を頂きました!!
今回協力していただいたのは
あッ!3Dプリント屋だ!!店長の中村翼さんです
よろしくお願いします ( ゚д゚)) 。_。))ペコリ
薄田>お店はいつごろ開店されたんですか?
中村店長>OPENしたのはちょうど1年前くらい。2014年2月3日ですね。
Tokyo Maker × StoneSoupinc. ×MIRICE の3社で協力し合い、経営をしています。
薄田>3社協力とは珍しい。。。元々繋がりがあったのですか?
中村店長>元々は、製造業向けのコンサルティングや3Dプリンター事業を行っていた会社に勤めていましたが、それぞれ独立や転職をするため辞職。
その後、当時の同僚が集まって始めたのがきっかけです。
もちろん年代はバラバラ。
たとえば、株式会社ストーンスープ(http://www.stonesoup.co.jp/)の代表は
世界No.1の3DCADチャンピオンですし、スキルは全員ピカイチなんですよ。
(゚Д゚ノ)ノせかいいちー!!
薄田>世界チャンピオン!そんな凄腕の方が!
中村店長>3社とも、マーケティング・プログラミング・3Dプリント技術とそれぞれが得意分野を共有しあってるんです。
もともとの素性もしれているのに加えて、皆がプロなんで、信用して恊働でのビジネスを行えるんだと思います。
一言で言うと、3Dでいろいろ作ってたマニア集団ですかね(笑)
薄田>そんなプロ集団がこんなにオープンなお店を出すに至った理由はなんですか?
中村店長>ただ一昨年、東京デザイナーズウィークに招待され展示を行ったんですけど、
そこで気付いたのが、
『一般の人たちは3Dプリンターは知っているけど、初めて3Dプリンター見る。そもそも一般の方が何が作れるのかが分からない』って事。
僕たちは、データも作れるしプリントもできます。
なので皆に3Dプリンターを使えて、一緒に3Dプリンターを体験できる場所をつくろうと思ったんです。
中村店長>今まで3Dプリンターは業務用として会社が所有しているのが主流でしたけど、
低価格化が進んで、今や5万円台のプリンターも出てきてるし、今後は50ドルの機械も出てくるそうです。
買おうと思えば買えちゃうんですよ。
個人が好きなものをイメージして作れる時代に一般の方たちが何を作りたいのか見てみたい。
そんな興味心がお店を出すに至ったきっかけですかね。
薄田>では、一般消費者のニーズをリサーチして商品化。。そんなイメージですか?
中村店長>それももちろんあります。
でもまだ一般には新しい技術なので、ニーズもなにも、3Dプリンターを初めて見る人がほとんどだから、
ニーズなんてものはまだ限られていると思います。
何を作れるか、そもそもわからない人が多いですよ。
ニーズというよりかは、
一般の人に3Dプリンターが開放されて、自由に使えることによって何を自分たちで作りたいと思うかを見てみたいんです。
そこにイノベーションの鍵があると思うんですよ!
質問だとか、分からなければ都度教えますしね!
薄田>「お客さんが主体」というわけですね!確かに、どんどん3Dプリンターが広まっていく中で、消費者の動向が間近で見れるのはいいですね。
中村店長>垣根も何もないオープンな場所だからこそ、
一般の方とふれあい、話をし、作業する中で、世間が何を欲しがるかというのを見出せるとおもうんです。
それに加えて僕らは、今後3Dプリンター自体がどう進化していくかにも興味があるんですよ。
毎週新しい機械・材料・ソフトが出ている。進化が早い。
ここにはメーカーの方やプログラマーも遊びに来るので最新の情報も手に入るんです。
薄田>最先端な情報を得つつ、消費の最前線で世間の動向を見れる。様々なつながりを持つことで、ココがHABとなっているわけですね!!
薄田>それにしても、なぜ中野を拠点にしようと思ったのですか?
中村店長>中野ブロードウェイ=サブカルの聖地だからです
かつサブカルに生きる人びとはアンテナが高いんですよ。
==ちょっとマメ知識٩( ᐛ )و====
1980年代に、皆さんご存知「まんだらけ」が開業がきっかけで一気にサブカルチャーに火が付いたんですって。
まんだらけって、元々は古漫画専門だったんですが、
原作者のサイン、グッズ等の漫画周辺商材、
他にも、セル画、アニメ、昔のホーロー看板、昔懐かしミニカー、景品類、人形等
サブカルチャー全般にまで拡大したことで売り上げを伸ばし、
その影響でマニア向け専門店が次々に開業して、「サブカルチャーの聖地」と呼ばれるほどになったんですって。
もう、漫画やアニメなんて、今や日本の代表的な文化ですよね。サブカルチャー、、あなどるべからず。
========
薄田>サブカルの聖地。これからの時代の先取りしてる人がここに来るわけですか。
やはり客層も変わった人が多いとか??
中村店長>見てわかるとおり、ここってすごくカオスな空間なんですよ。
その中でも特にB1はいろんな方がいるんです。
サブカルに生きるアンテナが高い人も来ますし、
奥に中野ロープウェイさんがあるんでアイドルもたくさん通るし、
となりのお肉屋さんに買いに来るおばちゃんもいるし、
ショッピングや立ち食いしてる若者もいる。
薄田>なるほど。1Fのほうが人通りも多いし、なんでB1Fなんだろうって思ってましたけど、ここはそう言う良さもあるんですね!!
薄田>通りかかる人以外に、ここを求めてくる人もたくさんいるんですよね?
中村店長>はい。本当にいろんなジャンルの人がきますよ。
平日は会社員の方もきます。
今まで3Dプリンターを使ったことがなかった人が、
今後のビジネスに活かせるかどうかの検証をしに来たり、
使い方の思索をしたいって理由で来店される方が多いですね。
大学教授が研究テーマだとか
傾向やトレンドの統計データをとったりする目的でお店に遊びに来てくれますよ
薄田>大学教授!やっぱり売手・買手の動向を一気に見る場所はそうそうないですもんね。
一般の方は年齢層や性別は、バラツキはあるんですか?
中村店長>いやー、広いですよ。老若男女バラバラです。
『お店』という概念を突破らった『オープンスペース』なので、
見れるし、触れるし、通りかかる人のほとんどみんなが足を止めてくれるんですよね。
3Dプリントしたものがこれだけたくさん並んでる店ってあまりはないので。
薄田>来店されるお客さんは何を目的に来られるんですか?
中村店長>みんな人それぞれですけど、
『これ作りたいんだけど!』『こんなのってできる?』
っていう相談や
『これ3Dプリンターで作ってきた!から見て!!』
と持ってきてくれる人もいますね。
薄田>作ってきた?じゃあここにあるのは実際にお客さんが作ったものもあるんですか?
中村店長>もちろんたくさんありますよ!
それに店内のオブジェ小物はほとんど3Dプリンターで作ったものなんですよ
薄田>え!ちょっと見させてください!
・・・というわけで撮影許可を頂いて、バシャバシャ撮らせていただきました٩( ᐛ )و
見渡してみるといたるところにありました
まずお店で3Dプリントしていったものたちはこちら
めっちゃあるっしょ。
中村店長>これはお客さんが良いよと言ったものは同じものを3Dプリントして置いています。
それを見ると皆さん連想ゲームのように、コレが造れるんだったらこんなのも造れるんじゃないかと3Dプリントするもののヒントになるんです。
この間、中野にキャンパスがある明治大学の宮下芳明教授と話していた時に、一般の方に3Dプリンターというレイヤー(手法、認識)が入るというお話をして頂いたんですが、まさにその通りだなと思います。
あとこれ
アポロチョコのiPhoneカバー
やばーーΣ(゚д゚lll)!!!
『バレンタインだから』ってお気づきだろうか。この中に1つだけリアルアポロがあるんですよw
しかも聞いたら、落下防止の滑り止め機能が搭載されているらしいww
高性能な上に面白い。アイディア満載ですね!!
もうこのカップとかツルスベですもんね。
この前、ミニマム薄田作りましたが、
なんと、それと同じFDM方式で作成した。
どうやらこれもプロの技術なんだとか。やり方をちゃんとやればココまで綺麗になるんですって!
続いては上からぶら下がってるこれ
ランプシェード
かわゆ!これ私も欲しい!!!
ほかにもこんなプロの技!
トランペットのミュートに3Dスニーカー
スニーカー:Mutio(トランペットサイレンサー/http://www.morikan87.com/#pagetop)
さっすが。仕上がりがツルスベ。
↓こちらはペン立て(mirice/http://mirice.co.jp/museum/archives/258)
水色のやつは10時間くらいかかってるんですって。
はい。これらのほとんどはここに置いてある3Dプリンターで出来上がった子達なんです。
何がすごいってプリンターの豊富さ。
FDM方式に光学造形方式。。。
↓↓主な3Dプリンターの種類(方式)については【トリビア】にて↓↓
■ 3Dプリンターとミルクレープの意外な関係!?
ちなみに、この3台はXYZprinting製のDavinchという光学造型できるプリンターだそうです。
お値段もお手頃64,800円~あるそうですよ!!
ひつじさんも可愛い♥
ん?
なんか1つだけ様子が違うプリンターが。。。
片桐号とな。
中村店長>これ実は手作り3Dプリンターなんですよね。
あッ3Dプリンター屋だッ!!の共同経営の1つのミライス株式会社(http://mirice.co.jp/)の片桐CEOが自ら造った3Dプリンターです。
薄田>Σ(゚д゚lll) て。。。手作りだと。。。!
そう、これが3Dプリンターの原点。基本形だそうです。
ここから装飾されたり、新しい部品をオリジナルな機能を搭載させたのが
今売られてるプリンターなんですって。
もう、見てるだけで、技術力が高いの感じますよね。
こんなところなかなかないですよね。
すごい。やっぱりプロ集団なわけです。
中村店長>定期的に勉強会も開催してるんですよ
薄田>そうなんですね!!!
薄田>・・・でもお高いんでしょう??|ω・)ソロリ
中村店長>いやいや、もちろん無料です。
。。。(゚Д゚ノ)ノ
薄田>なぬー!!!
なんで無料なんですか?
いつやってるんですか?
どこでやってるんですか?
どんな雰囲気なんですか?
好奇心をそのままに、
そう、そのへんも全部聞きました!
気になる続きは
【あッ!3Dプリント屋だ!!】へ突撃取材②
をお楽しみに♥♥
(゚Д゚ノ)ノなぬー!!
次回はイベントの詳しい内容に加え、
今後の野望(展望)についてお話を伺います!!
※※取材協力※※※※※※※※※※※※
あッ!3Dプリント屋だ!!
TOKYOMAER × StoneSoupinc. × MIRICE
住所:東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイB1F
(株)東京メイカー:http://www.tokyo-maker.com/
(株)ストーンスープ:http://www.stonesoup.co.jp/
ミライス(株):http://mirice.co.jp/
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コメント
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2015年 2月 19日トラックバック:【あッ!3Dプリント屋だ!!】へ突撃取材③~これからの未来~
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2015年 4月 28日トラックバック:★無料体験★123D MeshMixerで3Dスキャン!
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2015年 6月 04日トラックバック:3Dプリンタで鉄道模型を楽しむリアルイベント、開通★
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