
ファブリケーション(fabrication)の略。ファブリケーションとは、3Dプリンターやレーザーカッター、ミリングマシン(CNCルータ)といった工作機械を使ってコンピュータのデジタルデータから実体を出力する技術のことを呼ぶ。
コンピュータによってさまざまなツールを自動化しつつ、そのノウハウをインターネットで広く共有することで、個人がより容易に、高度な創作に取り組むことができる世の中となっている。
代表的なツールには、樹脂や粒子を積層させて立体を形づくる3Dプリンタや、レーザー光で素材を切削するレーザーカッターなどがある。
ファブリケーションは企業による大規模大量生産を示すマス・プロダクションと対比して使われる語でもあり、これまでのDIY(Do It Yourself)/DIWO(Do It With Others)実践の延長として、多品種少量生産による産業構造の確立という理念をもっている。最近では、Fab Labというパーソナル・ファブリケーションも中心的組織も登場。
「Learn, Make, Share」のサイクルに基づいて世界各地で活動しており、日本国内では2011年に鎌倉とつくばに開設された。
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