
積層ピッチとは1層の大きさを言い、ユーザー側で指定することができる。
一般的に積層ピッチを細かくした方がきれいな造形ができるが、一方で造形時間は長くなるという欠点もでてくる。
(実際には吐出量、吐出スピード、中身の詰め具合等によっても造形時間は変化する)。
FDM方式のパーソナル3Dプリンタでは、積層ピッチの調整によって見栄えを改善することはできても、層の縞を完全にみえなくすることは難しい。積層方向を変更するなど造形時に工夫を重ねている場合が多い。
積層ピッチが0.03mmであれば、0.03mmずつ樹脂を硬化させ重ね合わせて造形品を作るため、積層ピッチが狭ければ狭いほど造形品の密度は高くなり、表面が滑らかになる。
造形費や完成度の高さを考えて、積層ピッチを選定できる。
■積層ピッチ 0.03mm
高精度や表面の美しさなどの完成度に対する要求が高い方向け。
例)精密な原型物や複雑なデザインのジュエリー、高精度が要求される部品など
■積層ピッチ 0.05mm:
精度の高さも保ちながら短時間の出力かつ価格も安い方が良い方向け。
例)フィギュアやデザインの凝っていないジュエリー、模型、試作用の部品など
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